歌舞伎のチケット代はやっぱり高いの?

歌舞伎のチケット代はやっぱり高いの?

観たい歌舞伎の公演や劇場が決まったら、
いざ!チケット購入です。

「コンサートやミュージカルの様に、座席によって値段が違うのかな」
「インターネットでサクッと予約が出来たら助かる」等、
右も左も分からず不安になっていませんか?

今回は、歌舞伎のチケットの種類や購入方法について
簡単にご紹介します。

初めて歌舞伎を観に行く方も安心!
おすすめの料金についてもお伝えしますので、
是非、参考にしてみて下さい。

チケットの購入方法は3種類!

インターネット
松竹の窓口「チケットWeb松竹」では、
松竹の歌舞伎・演劇公演のチケットをインターネット上で購入出来ます。

座席表を見ながら席を指定することも出来るそうなので
席の位置も確認が出来て便利です。

電話
「チケットホン松竹」は公式の電話販売窓口です。

オペレーターに希望を伝えると、チケットの購入が出来ます。
歌舞伎を観に行くのが初めてでよく分からないと伝えれば、
丁寧に教えてくれるそうなので、
時間があれば、電話の方が安心かもしれません。

劇場窓口
一般発売から2日後、毎月14日の10:00からは、
劇場窓口でもチケットの購入が可能です。

しかし、インターネットや電話販売で
残った席を発売している為、
良い席を確保したいということであれば
インターネットか電話での購入がおすすめです。

チケット代が高そう!料金はこちら

気になる料金ですが、歌舞伎の観劇料金は
4,000円から20,000円まで、
客席の位置によって金額が異なります。

 

客席の種類 料金(税込)
1等席 18,000円
2等席 14,000円
3階A席 6,000円
3階B席 4,000円
1等桟敷席 20,000円
※演目により、料金は前後する場合があります

1等席は舞台の目の前、2等席はその後ろです。
1等席や2等席は、必ずしもその数字の階にあるという訳ではなく、
舞台に近い順になっています。

また、1等桟敷席は約4,000円のお弁当や
お茶サービス付きの、1階ボックス席のことです。

歌舞伎に詳しくなったら、一度は座ってみたい憧れの席ですね。

初心者におすすめなのは「一幕見席(ひとまくみせき)」

「友達や彼氏を誘いたいけど、チケット代4,000円だなんて、誘いにくい…」

料金表を見て、やっぱり歌舞伎はハードルが高い!
と感じた方、安心して下さい、安価な席もあります!

一幕見席(ひとまくみせき)
その名のとおり、歌舞伎公演の一幕のみ
観劇することが可能な客席です。

料金は、公演により異なるのですが、
だいたい1,000円~2,000円程。

この料金なら、比較的誘い易いのではないでしょうか?

上演時間も短い為、歌舞伎は初心者で、
雰囲気を味わいたいという方におすすめです!

一幕見席のデメリット

前述したとおり、一幕見席は歌舞伎初心者にとって
手が届き易い座席であることが分かりました。

しかしながら、実は一幕見席は
当日会場の窓口で購入することが出来る「当日券」なのです。

「せっかく足を運んだのに、歌舞伎を観ることが出来なかった」
「立ち見になってしまった」…
ということも起こり兼ねません。

また、一幕見席は舞台から一番遠い4階に位置しますが、
初心者の方のみでなく、
好きな演目の一幕だけを観る為に通う、
歌舞伎通の方も多く利用されています。

ゆっくりと観劇したい!購入するならこの席がおすすめ

せっかく歌舞伎を観に来たのだから、少しお金を出してでも、
落ち着いて観劇したいという方は、以下の客席はいかかでしょうか。

3階席
料金は1等席や2等席の約3分の1で、
3階B席を選べば、前売り券の中で一番お手頃です。

また、「大向う(合いの手)」を掛ける
「大向う」さん達(歌舞伎通)も多くいらっしゃる為、
初めての観劇でも、近場で舞台の盛り上がりを
感じられそうです。

2階席
2階席には1等席(18,000円)と
2等席(14,000円)の区分があり、後方2列は2等席です。

舞台全体を上から見渡せる為、意外と見易いとのこと。

また、2階席最前列の真ん中は「天覧席」と呼ばれ、
天皇陛下が歌舞伎をご覧になる席だそうです。

それを考えても、2階席の見晴らしは良さそうですね!