いつ食べる?歌舞伎でお弁当を食べるタイミング

お弁当や飲み物を
買ったり持ち込んだりしても
OKって聞いたけど、
一体、どのくらい食べる時間があるのかな?
今回は、初心者必見!
歌舞伎観劇でお弁当を食べる
タイミングについてご紹介します!
歌舞伎を観に行く前に
当日の流れを頭に入れておくと
余裕を持って観劇を
楽しめるようになりますよ!
是非、最後までお目通し下さいませ。
そもそも、歌舞伎の公演時間ってどのくらい?
かなり長いと聞いたけど
どのくらい長いの?
歌舞伎の公演スケジュールは
基本的に昼の部と夜の部に
分かれています。
昼の部 | 夜の部 |
---|---|
11:00~15:00 | 16:30~21:00 |
演目の内容によって
時間は異なりますが
歌舞伎公演は
4時間程度が一般的。
歌舞伎は、基本的に1部3本立ての
公演となっていて
1本目 時代物(武士系)
2本目 所作事(舞踊系)
3本目 世話物(喜劇系)
という構成が多いとのこと。
では、この4時間もの長い公演中、
どのタイミングでお食事が
出来るのでしょうか?
「幕間(まくあい)」のお食事
歌舞伎の演目と演目の間には
「幕間(まくあい)」と言う
休憩時間があります。
15分程度の短いものと、
30分程度の長いものがあり、
この30分間の休憩時間に
食事をとる人がほとんどです。
劇場内のお食事処や
場外のレストランを
利用する観客も
多くいらっしゃいますが
30分という短い時間なので
ゆっくりと劇場の雰囲気を
味わう為にも
座席でお弁当を
頂くのが良いかもしれませんね。
ちなみに劇場では、
30分間の幕間でなくても
休憩時間であれば
座席での飲食は
許可されています。
また、劇場のルールにもよっては、
上演中でも飲食OKという
劇場もあります。
上演中の飲食には
歌舞伎観劇のルールが
ありますので、
観劇前に各劇場のルールを
チェックしてみて下さいね。
そして、この
“幕間にお弁当を頂く”ことが
由来となった
有名なお弁当があります!
皆さん、何かわかりますか?
歌舞伎が由来の「幕の内弁当」!?
そうです。
答えは、「幕の内弁当」!
今ではどこのお弁当コーナーでも
見かける、この「幕の内弁当」。
その名前の由来は
歌舞伎から来ているそうです!
と言っても、由来は
諸説あるのですが…
そのいくつかは
歌舞伎に関連しています。
例えば、
『元々は、役者や裏方が
幕の内側で食べていた
または、
幕と幕の間で食べていた
弁当なので、
「幕の内弁当」と
呼ばれるようになった。
それが徐々に
観客にも浸透して行ったもの。』
など。
なるほど~ですよね。
ちなみに、一般的な幕の内弁当とは、
俵型の白飯に胡麻を振って
梅干しを入れたものに
など、汁気のないおかずが
少しずつ詰められた
お弁当のこと。
個人的には
「昔からあるお弁当」
というイメージで、父がいつも
好き好んで選んでいました。
その度、「幕の内」って
どういう意味だろう?
と思っていたので、
意味を知ることが出来て
すっきりしました!
なんだか、
誰かに話したくなってしまう
豆知識ですよね!
まとめ
さて、今回は
幕間のお弁当について
ご紹介しましたが、
休憩時間での食事の流れは
イメージ出来たでしょうか?
幕間のお食事も歌舞伎観劇の
楽しみの一つ!
皆さんも、観劇と共に
美味しいお弁当が
食べられますように。
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