知らなかった!オペラと歌舞伎の意外な共通点

知らなかった!オペラと歌舞伎の意外な共通点

突然ですが、皆さんは
オペラを観たことがありますか?

オペラといえば「歌」を
イメージする方も多いと思いますが
実は、このヨーロッパのオペラと
日本の伝統である歌舞伎には
意外な共通点があったのです。

今回は、海外の芸術作品を通して
歌舞伎を新しい視点で見られる
チャンスですので
是非、最後までお目通し下さい!

オペラについて簡単に解説

オペラとは、およそ400年前に誕生した
音楽と演劇によって構成される
舞台芸術で、歌劇とも言われています。

舞台上で衣装を身にまとった
出演者が演技を行うという点で
演劇と共通していますが、
セリフだけでなく、
歌で物語が進んでいくという点が
演劇と異なります。


また、オペラの2大大国は
イタリアとドイツなので、
ほとんどの作品は
イタリア語とドイツ語で
上演されています。

さらに、オペラの音楽は
独唱、合唱、管弦楽などにより
構成されており、これに加えて
衣装、照明、装置などの美術的要素
舞踊的要素としてのバレエ、
演出や演技などの演劇要素
成り立っています。

歌舞伎とオペラの面白い共通点

一見、海外の舞台芸術と歌舞伎では
共通点なんてなさそうですが
よく見てみると、意外と似ているんです。
では、内容を見ていきましょう。


①発祥時期が近い
ヨーロッパのオペラと
日本の歌舞伎はどちらも
西暦1600年前後に発祥した
舞台芸術です。


②どちらも音楽劇
オペラは、音楽劇と言われるほど
その中心要素は歌や演奏などの音楽。
また、歌舞伎も長唄やお囃子などの
音楽が演目の重要な要素となっています。


③衣装や舞台装飾に力を入れている
江戸時代には、歌舞伎俳優が
舞台で着ていた着物の柄が
町中で流行ったと言われている程、
昔から歌舞伎の衣装は
観客に注目されていました。

現在の歌舞伎でも、
色鮮やかな衣装を楽しむ
という点も、観劇の醍醐味と
されています。

オペラでも、上演される作品の
時代背景や役柄に合わせた
色鮮やかなドレスや
貴族の衣装が目を引きます。

美しい歌声や音楽と
これらの衣装が相まって
観ている方も、どんどん
舞台へ引き込まれていきます。

歌舞伎の舞台衣装や音楽について
もっと知りたい!という方は、
こちらの記事もどうぞ。
歌舞伎唄って何?音楽による演出方法
華やかな世界!歌舞伎の舞台衣装

共通点もある歌舞伎とオペラの違いとは?

比べてみると意外と
似ている点が多いこの2つですが、
異なる点はどうでしょうか。

そもそも歌舞伎は、
出雲阿国が始めたかぶき踊り
発祥と言われているように、
踊りが中心の演劇です。

もちろん、歌舞伎の演目に
音楽での演出は欠かせませんが
歌うのは役者ではありません。


一方でオペラは、
オーケストラの演奏に合わせて
歌うことが中心の演劇
歌うのはもちろん、メインの役者たちです。

したがって、歌舞伎とオペラで
大きく異なるのは
何が中心として演じられるのか
ということだといえそうです。

歌舞伎にオペラが融合KABUKI×OPERA「光の王」

実は、似て異なるこの2つの舞台芸術
歌舞伎とオペラが融合した舞台が
2020年4月18日に開催予定でした。

伝統的な歌舞伎の作品をもとに、
善と悪を描いた物語で、
その中に、オペラの楽曲を
取り入れた
そうです。

これは、東京2020 NIPPON
フェスティバルが主催する
4つのプログラムのうち、
「大会に向けた祝祭感」をテーマに、
「挑戦とは何だ」という公演の
キャッチコピーを掲げて
上演される予定だったものです。

「歌舞伎とオペラを融合する」
という挑戦を通じて
文化やスポーツを始めとした
様々な分野で挑戦し続ける
人々への称賛を表現する
作品だったそうですよ。

残念ながら、
「KABUKI×OPERA『光の王』Presented by ENEOS」の
公演は中止になってしまいましたが、
長い歴史を持つ2つの舞台芸術を
掛け合わせたこの新しい文化を
いつか、お目に掛かれるといいですね。

まとめ

「THE日本の文化」なイメージの歌舞伎と、
ヨーロッパ貴族が楽しんでいた
オペラの発祥が同時期だったとは
意外な共通点でした。

歌舞伎を構成する要素を
もう一度じっくり見てみると、
オペラ以外にも、他の芸術作品と
似通った点があるかもしれません!

是非、当ブログ内でも
過去の記事を読み返して
探してみて下さいね。