表方と裏方|歌舞伎を支えるさまざまな職種

表方と裏方|歌舞伎を支えるさまざまな職種

テレビドラマや舞台など
どんなエンターテイメントも
役者のように表に立つ人がいれば、
当然、裏で表のサポートをする
人々がいますよね。

今回は、歌舞伎を支える
裏方のお仕事について紹介します。

実は、歌舞伎の舞台を
華やかに見せる為には、
裏での細かい作業が重要なのです!
是非、最後までご一読下さいませ。

歌舞伎の表方と裏方とは

裏方という言葉は、
皆さんも良く聞きますよね?

基本的には、舞台の幕を境として
客席側を「表(おもて)」
舞台側を「裏(うら)」
と言います。

テレビ番組で言えば

  • ディレクター
  • AD
  • 大道具
  • 小道具
  • 照明
  • マイク

などの役職のことで、
これらの役職はそれぞれ
テレビ番組を盛り上げる為に
陰から支えているメンバーとも
言えるでしょう。

歌舞伎も同じように
裏方には、多くの職種があります。

頭と力を使う大道具方

背景画や建物などの
舞台装置を担当する人を
大道具方と呼びます。

例えば、御殿の奥に現れる
大広間を「千畳(せんじょう)」と
言いますが、平面の背景に立体的に
描かれているものと、半立体に作る
箱千畳(はこせんじょう)」の
2種類があります。

限られた空間の中で、
出来るだけ臨場感を出す為に
畳の色まで細かく気を配りながら
丁寧に制作されています。

また、大道具方は
大道具の製作のみでなく
舞台上での設置も担当します。
短時間でのセットの組み換えは
力だけでなく、頭も使う必要が
あるんだそうです

細部までこだわる小道具方

芝居の中で、役者が
手に持って使う小道具を
扱うのが小道具方です。

例えば、刀や扇子などが
小道具だということは
なんとなくわかりますが、
意外にも、人を乗せる
馬や駕籠も小道具に含まれるんです!

簡単に言うと、
動くものは小道具
固定されているものは大道具
ということです。


また、小道具方が取り扱う小道具は
およそ600~1000個あると
言われています。

数が多いだけでなく、
同じ小道具でも、使用する役者さんや
役柄によって、デザインを
変えているそうなんです。

例えば、下駄を見てみると、
静かに歩く役柄の下駄には、
裏にフェルト
を貼り、
音を鳴らして歩く役柄には
貼らないといった工夫

施されているのです。

どんなに小さな小道具でも
細部まで手を抜かず、
舞台の為に、丁寧に
製作されていることがわかりますね。

顔づくり担当の顔師と床山

顔師は字から読み取れるように、
歌舞伎のメイクアップアーティストです。

短時間で役者を仕上げる顔師は
1日に50人以上の顔を
描くこともあるんだとか。

また、顔師とともに忘れられないのが
床山と言われる職種で、
彼らはかつらを扱います
「役柄の数だけ髪型がある」
と、言われるほど
大量にあるかつらですが、
そのまま使いまわすのではなく
役者や舞台に合わせて
髪を結いなおすことも!

さらに、これらかつらの保管も
床山の大切な仕事の1つなんだそうです。

附け打ちとお囃子は欠かせない!

いわゆる歌舞伎での
BGMや効果音を担当する職種です。

詳しくは、こちらの記事で
紹介しています!
歌舞伎唄って何?音楽による演出方法

まとめ

今回は、歌舞伎役者の他に
陰から舞台をサポートする
「裏方」について紹介しました。

この他にも、振付師や衣装方、
また事務を担当する事務方なども
いらっしゃいます。

これを機に、歌舞伎の舞台が
上演されるにあたり、
どのような職種の人が関わっているのか、
調べて見るのもおもしろいかもしれませんね!